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生まれつきのあざの治療~あざの色と治療法~
生まれつきのあざには、黒色、茶色、青色、赤色のあざがあります。
黒色のあざ・・・色素性母斑です。基本的には、外科的切除をお勧めします。しかし、母斑の部位や大きさなどにより、外科的切除だけでは治療の限界がある場合は、Qスイッチレーザーや炭酸ガスレーザーなどにより、色を薄く治療法も選択します。
茶色のあざ・・・扁平母斑です。Qスイッチレーザーによる治療が可能ですが、扁平母斑は再発がしやすい母斑であり、またレーザー照射後に炎症後色素沈着を起こし、一時的に治療前よりも濃くなった印象をうけることがあります。Qスイッチルビーレーザーでの治療は、3か月間隔で3回までの照射は健康保険の適応になります。
青色のあざ・・・太田母斑です。一般的に、女子に多く、顔面(おでこ、まぶた、頬)に発症します、思春期に色が濃くなってきます。Qスイッチルビーレーザーでの治療が可能、健康保険の適応があります。
赤色のあざ・・・血管腫の代表的なものは、イチゴ状血管腫です。生後半年くらいで大きくなり、その後年齢とともに自然に小さくなることが一般的ですが、現在では、隆起してくる前に早期にレーザー治療を行うことが多くなっています。毛細血管奇形の代表的なものは、単純性血管腫があります。通常、年齢が増すにつれて色が濃くなって行きます(特殊なケースの、おでこの正中やまぶたに存在するサーモンパッチは自然に薄くなっていきます)単純性血管腫は、早期にレーザー治療を行うことをお勧めします。
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